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2020.09.29

<映画:ジョン・ウィック>  #チャド・スタエルスキ監督 #キアヌ・リーブス主演 #ガン・フー映画 #家事労働の応援映画>

タイトルが入ります

 

 こんばんは。

 No Cinema, No Life.

 火曜日担当のツノムラです。

 

 唐突ですが、家事とBGM選びは大切ですよね。

 

 掃除や料理の下ごしらえなど、ルーチーンでストレスがかかる家事労働。

 

 例えば、生栗の皮むき、電子レンジ内部汚れ落とし、風呂場の水垢と黒カビの除去など同じ姿勢で気長にコツコツ頑張る家事労働。

 

 そんなコツコツ労働を「君ならできる。頑張れ!」と自らを奮い立たせるためにスマホで胸アツ映画をBGM代わりに流します。

 

 家族がいなければ音量を上げる。「頑張れ系」の映画で気持ちを高める。

 映像を見なくてもセリフや効果音で大体の「頑張れシーン」がイメージできる。

 

 換気扇などの油汚れ落としと「ロッキー:パート1」の相性はバツグンである。

 

 1.ジャブを打ち込む・・・泡スプレーをシュッシュ

 2.足を使って、右左のステップ・・・スポンジで右左をワイプ

 3.ワン・ツーから右ストレート・・・乾いた布で浮いた油を取り除く

 

 先にエクスキューズしますが、「ロッキー」は単純でお馬鹿さんだとディスっていません(パート5は残念ですが)。

 

 むしろ、普遍的に人間を奮い立たせる映画で、内容は深い。だから、何回見てみも、結末を知っていても飽きません。

 

 言うなれば、「ソーラン節」のような作業歌ならぬ“作業喚起動画”として、映画を見ることが多々あります。

 

 前置きが長くなりましたが、本日はそんな「家事応援映画」をご案内します。

 

 

2014年公開、チャド・スタエルスキ監督、キアヌ・リーブス主演の『ジョン・ウィック』です。

制作総指揮を執るのがキアヌで、続編が2017年に、第三作が2019年に公開されているヒット作品です。

 

闇の世界の殺し屋「ジョン・ウィック」は、足を洗ったはずなのに、復讐のために元の殺し屋稼業に戻る。

 

それも、復讐のスケールが大き過ぎるし、殺戮のスピードが早過ぎる。

 

上映時間101分で約70人のマフィアが昇天する。

 

たった一人のジョンが柔術とナイフとハンドガン(H&K P30)で、一人ずつ片付ける。

 

 

 

まるで、餃子の皮を包むように、意図も簡単に、心を乱さずに片付ける。

当然にR15指定です。エロは一切なしで、血しぶきが満載。

 

 

 復讐の戦いかた、とりわけ、銃の使い方、ガン・アクションの型(空手の型みたいな様式美)が秀逸です。

 

本作は、CGによりリアルで新しいガン・ファイト「ガン・フー映画」の様式美を引き出し、2010年代以降のアクション映画のお手本と言われています。

 

  柔術の接近戦で相手を引き寄せて、小型のハンド・ガンで確実に、至近距離で頭を一発で仕留める。リアルな血しぶきが舞う。

 

 

 ゲーム感覚の復習と殺戮ですので、子供に見せるのはダメです。

 

 僕は、一人で、スマホでこっそりと見ました(家族に変な勘違いをされないように)。

 

 

 1990年代以前の『男の悲哀と慰みの銃』が満載の時代遅れの男が主人公の映画が好きです。

 

 ジョン・ウー監督の「男たちの挽歌」におけるチョウ・ユンファの“両手二丁拳銃”。

 

 

 

 ブライアン・デ・パルマ監督の「スカーフェイス」におけるアル・パチーノの“炸裂マシンガン”

 

 

 セルジオ・ソリマ監督の「狼の挽歌」におけるチャールズ・ブロンソンの“射撃ライフル”

 

 

 一方で、銃社会ではない日本から見て、ガン・アクションをフィクションとして見ることができる環境に有り難みを感じます。

 

 さて、映画イントロ部分の紹介をご容赦ください(ネタバレは極力避けます)

 

 主人公のジョナサン・ウィック(キアヌ・リーブス)は、かつて裏社会で恐れられた伝説的な凄腕の殺し屋。普通の暮らしに憧れ、ケジメを代償に裏社会から足を洗った。

 

 最愛の妻ヘレンと出会うも、すぐに病で亡くし、今は愛犬と静かに暮らしている。

 

 ある事件をきっかけに裏社会に戻る。

 復習を決意し、許されざるそのクズ男を叩きのめすために。

 クズ男が悪いのか?

 弱りきった自分が悪いのか?

 眠っていた殺し屋稼業の血が再び騒ぐ。

 

 

 5年前に引退した殺し屋ジョナサンの肉体と勘は鈍っている。古参の馴染みと出会い、徐々に勘を取り戻す。

 

 復習の相手は、ニューヨークを拠点にするロシア・マフィアのファミリー。

 大き過ぎる組織を相手に孤立無援で立ち向かう。

 

 デッド・オア・アライブ。

 血で血を洗う肉弾戦。

 

 続きは本作を是非にご覧ください。

 アマゾン・プライムで配信しています。

 

 ジョン・ウィックのダンディズム・アイテムも素敵です。

 

 車(69年式マスタング、V8エンジン、BOSS429)

 黒のスーツスタイル(細いネクタイ、ミリ単位のオーダーメイド・スーツ)

 腕時計(マネロ オートデイト、38mm) など

 

 

 身長186cm、56歳には見えない引き締まった容姿のキアヌ・リーブスが着こなすファッションは、おじさん版の着せ替えフィギュア遊び(バービー人形、GIジョー)みたいに、見て楽しめます。

 

 それでは、おやすみなさい。

 また、来週です。